KURAND MAGAZINE
瑞浪の水と瑞浪の米。地元の素材を活かす酒造り【岐阜県・中島醸造】

インタビュー

5/6/2022

瑞浪の水と瑞浪の米。地元の素材を活かす酒造り【岐阜県・中島醸造】

KURANDでは、お客さまにすてきなお酒と出会ってほしいから、日本酒をはじめとした、300種類以上のお酒を販売しています。

そしてそのお酒すべてが、日本全国の酒蔵とパートナー契約を結び、共同開発によって造られたお酒です。

今回はその中でも、日本酒「サケアンモナイト」を造る岐阜県、中島醸造の営業部、中野佑哉さんにお話を伺いました。

―まずは酒蔵の歴史を教えてください。

1702年に中島家の二代目、中島小左衛門さんが酒造業を開始しました。その後、2002年に小左衛門というブランドを立ち上げ、今に至ります。

2007年には海外への輸出を開始し、現在は38ヵ国へ向けて弊社のお酒を発信しています。

―中島醸造さんのお酒造りの方針やこだわりを教えてください。

食事をより楽しくするためのお酒、食中酒を造ることへのこだわりが根本にありますね。

香り、旨み、酸などから構成される味の質を高め、様々な料理、食材、季節やシーンを想定した多彩なバリエーションのお酒を造っています。

心がけているのは、素材、味わいともに妥協はせず、より高品質なものを皆さまにお届けすることです。

私たちのお酒を通じて、皆様の生活に活力を生み出し、暮らしに貢献できることを願っています。

―中島醸造さんの取り組みについて教えてください。

昨年には、清酒市場として未開発なトルコへ、初めての日本酒として輸出を開始し、中国越境ECへの着手、南アフリカへの日本酒の輸出を開始しました。

また、国内外ともに、年間を通して常に状態の良いお酒をお届けしたいと考えているので、冬と同じ環境で酒造りができる冷蔵設備を整えることで、四季醸造の酒造りを実践しています。

原材料の面では、地域産業を活かした循環型な米造り、「酒粕還元堆肥農法」や、「天草還元農法」といった研究に着手しています。

「酒粕還元堆肥農法」とは、日本酒を造る過程で生まれる酒粕を、酒米を栽培する時の肥料として再利用する農法です。

「天草還元農法」とは、寒天の原料である天草のしぼり粕を田んぼに肥料として還元する農法です。酒粕も天草のしぼり粕も栄養分が豊富なので、上質な酒米作りに有効に働いてくれます。

今後の展望についてですが、大きく分けて3つあります。

1つ目は、日本文化が薄れてきた現代において、日本酒を通じて日本の味や技術、文化を伝え継承していくこと。

2つ目は、蔵としての味わいの軸をしっかりと持ち、その時代に求められる酒造りに挑戦すること。

3つ目は、今お酒を飲まれている方だけでなく、これからお酒を飲む方や、日本酒にまだ触れたことのない方へお酒を発信していくことです。

―中野さんの経歴をお聞かせください。

大学卒業後、数年はフリーターで、バンド活動をしていました。

当時組んでいたバンドを脱退してからは工場に勤務していましたが、毎日同じ作業を繰り返すというのが肌に合わず、退職してしまいました。

そんな中で中島醸造にご縁をいただき、入社をしました。

入社して2年程は酒造りに携わっていましたが、当時、日本酒の知識は皆無でした。何なら苦手な方でしたし、日々聞いたことのない専門用語が飛び交っていて、慣れるまではとても苦労しました。

でも、勉強のためにと毎日何かしらの日本酒を飲むようにしていたんです。それで、気づいたら日本酒が一番好きな飲み物になっていました。

―中野さんが普段日本酒を楽しむときに用意する、とっておきのおつまみはありますか。

スイートチリソースとマスタードを1:2で混ぜて作る「ハニーマスタード」に、ソーセージを絡ませたもの。ソーセージ以外にも使えて万能なのでおすすめです。

―どうしてKURANDとお取引きすることになったんでしょうか。

KURANDの方から蔵にお電話をいただいたのがきっかけです。

酒ガチャスパークリングなどはSNSでよく目にしていて、もともと興味がありました。ラベルの雰囲気が今までの中島醸造にない感じなので、勉強にさせてもらっています。

―実際にお取引きしてみていかがですか?

私たちがなかなか手の届かなかった若い人たちへのアプローチ、取り組みについて考える機会と捉えています。蔵として一緒にお酒を開発する中で得られるものがあるなと感じています。

―「サケアンモナイト」は完成してみていかがでしょうか。

「サケアンモナイト」に使用している「自家培養の協会7号酵母」は、普段私たちが造っているお酒に使用しているものとは違う酵母です。

普段使っている酵母の特徴としては、瑞々しさだったり透明感だったりが挙げられるのですが、今回はそれに加えて”旨みと酸をしっかり、かつバランスよく”というところを目指しました。

冷やして飲んでいただくのもおすすめですが、温度帯の変化で違った味わいを楽しめるお酒となりましたので、ぜひ色々な飲み方を試していただきたいです。

―では最後にこれを読んでいる方にメッセージをお願いします。

蔵のある瑞浪市は、化石がよく取れることで有名な地域です。そんな地層を通ってきた、ミネラル豊富なお水で、瑞浪の蔵が瑞浪のお米を使って醸したのが「サケアンモナイト」です。

お酒の味わいはもちろんですが、ぜひ蔵の情景も思い描きながらお楽しみいただけますと幸いです。

(KURAND CLUB 2021年10月号 ニュースレターより抜粋)

中島醸造(岐阜県)

創業1702年(元祿15年)より300年以上受け継がれてきた伝統を今に伝える、瑞穂の国の酒蔵です。

飲む人全員に楽しんでもらえるような良質な酒造りを追い求め、新たなお酒の提案を行っています。

全国新酒鑑評会での3年連続金賞や、海外市場への飛躍的な展開など、国内外での評価も受けています。

また、2018年(平成30年)より新蔵を設置し、冬季造りから四季造りに変更することで、フレッシュローテーションの酒造りにも積極的に取り組んでいます。

中島醸造のお酒

「サケアンモナイト」

地元産の酒米を使用し、山から流れるミネラル豊富な中軟水で仕込んだ辛口純米吟醸酒です。クセのないスッキリとした味わいの中にも、お米の旨みをしっかりと感じられます。

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